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Posted by たまりば運営事務局 at

撮影の流儀

調布市文化会館たづくりへ、ピアノ発表会の撮影に行って来ました。生徒さんみんな頑張っていて、緊張の中でも実力を発揮してすばらしい演奏でした。演奏会の撮影で大事な事は、演奏者や観客の邪魔をしない事です。え?あたりまえだろうって?それがコンサートホールという現場では、なかなか難しいのです。明るい照明の舞台で演奏者の顔にも影が無く(ストロボを使いたくない)、曲は低音部はシンプルでメロディが高音部にある(演奏者が右手を見ると表情が写せる)3分以上の穏やかな曲。これなら寝起きでない限り撮影出来そうですね。しかし現実には、ショパンの軍隊ポロネーズや幻想即興曲みたいに、鍵盤が発火しそうな曲がやってくるのです。さあ、演奏が始まりました。弾き始めは演奏者がまだ緊張しているので撮影したくないのですが、ここは最初のチャンスで撮影します。でないと、すぐに演奏者がノッてきてアクションが大きくなり、髪が乱れて前髪が顔を隠してしまう、なんてことになりかねないからです。最初のチャンスをものに出来なかった時は、最小限撮りながら繰り返しで同じメロディが来るのを待ちます。ここで最初と違う不測の事態が訪れた時は、曲が静かな部分になるのを待ちます。ピアノやピアニシモの静かな部分では、シャッター音が気になるので撮影したくないのですが、ここを逃すとかなり危険です。そして最後のチャンスはクライマックスで最初のメロディがもう一度現れるところです。どうです?これなら大丈夫でしょう。え?まだダメ?それでは、本当のラストチャンスです。それは曲の一番最後のジャーンと弾くところです。でも、これは反則…ですね?  


  • 2010年08月03日 Posted by Kewpieman at 14:16Comments(0)撮影